美しくする以外に外壁塗装を行うメリットとは?
施工は昔から知っている隣町にある工務店にお願いしたのですが、知り合いということもあると思うのですが、毎年一度は点検に来てくれて、家の状態を確認してもらっています。
さらに、自分たちでできない工事は費用が安くなるからと直接専門業者に依頼するように勧めてくれるので、いつも感謝の気持ちで一杯です。
今回の点検ではそろそろ外壁塗装をした方が良いと言われて、専門業者も紹介できるということなのですが、どのくらいの費用がかかるか尋ねると、あくまでも目安とのことでしたが予想以上の金額を提示されてしまいました。
業者選びも含めてよく考えてみると返事をしたのですが、正直まだ見た目ではそれほど汚くなっているわけでもないし、今は子どもの学費にお金がかかっていて金銭的にも余裕がない状態なので、できれば数年後回しにしたいと考えています。
そこで質問なのですが、見た目を美しくする以外に外壁塗装を行う意味やメリットにはどんなことが挙げられますか?
外壁塗装を行うことは家の寿命を延ばすことにつながります
外壁は四六時中外気に晒されているため。家の中でも最も劣化が進みやすい箇所でもあります。外界には雨風の他にも紫外線や排気ガスなど汚れや劣化の原因になるものがたくさんあります。
特に注意が必要なのが雨水で、外壁に備わっている防水機能が低下すると、家の中に雨水が侵入するリスクを高めてしまいます。外壁には塗装も施されていて、それが高い防水機能を発揮していますが、10年もすればかなり防水機能は低下しています。
外壁自体にも傷やひび割れなどが起きている可能性も高く、外壁から雨水が侵入すると、家の構造体である木材や鉄骨を腐らせ、湿気を好むカビやシロアリを発生させやすくなります。
カビが発生すればそこに住む人たちへの健康被害をもたらすことになる可能性を高めてしまい、衛生面でもとても良くない環境を生み出す要因になります。木造住宅でシロアリが発生すれば、構造体をシロアリが餌にして、最悪家が崩壊してしまうこともあるのです。そこまでいかなくても確実に家の寿命を短くします。