古くなった外壁の塗装には多額の費用がかかる?
家を購入した際にお世話になった不動産会社の担当者から、中古住宅なのでメンテナンスをしっかり行うようにとのアドバイスを受け、その中に外壁塗装についての指示もありました。
担当者曰く、家の外壁は通常10〜15年に一度のスパンで行うものだということで、それによると来年がその期限となります。
確かに築14年も経つ家なので、新築のようにキレイな景観は保てていなくて、見た目で汚れもあって、間近で外壁を見ると細かいひび割れも確認できます。古くなった外壁を塗装する場合には、通常よりも費用が多くかかるのでしょうか?
外壁のひび割れから雨水が侵入すると大変な事態になることは承知しているのですが、まだそこまでのひび割れではありません。それでも早めに外壁塗装が必要なのであれば、工事費を抑える方法と、外壁塗装にかかる費用相場についても教えて欲しいです。ご回答をお待ちしております。
外壁の痛み具合によって塗装費用は変わってきます
外壁塗装の工程の一つに、ひび割れや破損個所を補修したり、古い塗膜を削り落としたりして綺麗にするというケレンと呼ばれる下地処理があります。建物の築年数が長くて劣化が進んでいるほど作業工程が増え、使用する材料も多くなるため、同じ工事をする場合でも価格に差が出てしまうのです。
外壁塗装にかかる費用を安くするには、使用する塗料のグレードを落とすという方法があります。外壁塗装にはさまざまな種類の塗料が使用されていて、グレードが高いほど値段は高額となり、その分機能性も良くなり寿命も長くなります。
したがって、グレードの低い塗料を選ぶと施工費は安くなりますが、その分塗装のスパンが短くなるため、後のことをよく考えれば最初からグレードの高い塗料を選んだ方がよい場合もあります。
外壁塗装にかかる費用は、家の形状によっても変わります。複雑な形の家の方が同じ坪数でも塗装面積が広くなる分、施工費が高くなります。
外壁塗装にかかる費用相場は、20坪の家だと50〜80万円、30坪の家だと70〜100万円が目安となります。